歯周病の治療ってどんなことをするの?

みなさんこんにちは!副院長です。更新が遅れてしまい申し訳ありませんでした。前回は歯周病の概要についてお話しましたね!今回はタイトルにもあるとおり、歯周病の治療についてお話していこうかと思います。

 

歯周病治療の近道は日々の歯磨きの徹底にあり!

治療の基本というのは、原因を除去することにあります。前回のお話の中に、歯周病の原因は「プラーク」です、ということを書いていたと思います。なので「歯周病の治療=プラークの除去」ということになります。プラークの除去、つまり日々の歯磨きをしっかり行なうという基本的なことが、歯周病治療の最も大切で、重要なステップなんです。もうこれが歯周病治療の8割以上を占めるといっても過言ではないくらいです。

時間をかけて歯磨きをしていますよ!という方は結構いらっしゃいます。ですが、意外と皆さん磨き残しがあるのです。歯磨きはかけた時間よりも、いかに歯ブラシが正しく当たっているか、なんですね。そのため、歯周病治療は正しい歯磨きの仕方を練習するところから始めます。最近では、歯ブラシ以外にもデンタルフロス(糸ようじ)や、歯間ブラシ、タフトブラシなどの補助器具も使うことが一般的になってきました。

 

歯磨きで取れないかたーい歯石は歯医者さんに任せましょう

そもそも歯石というのは磨き残したプラークと、唾液中のミネラル分と合体して出来たものです。

歯石の表面はとてもでこぼこしていて、プラークがくっつきやすくなっています。つまり新たな汚れが付着するための足場としての役割をしているんですね。なので、歯石を放置しておくと、どんどんプラークが付着していき、それがまた歯石となって・・・という悪循環に陥っていきます。

歯石は硬く、歯磨きではとれないため、はじめに超音波スケーラーという器具で除去していきます。

さらに、このとき取りきれなかった歯茎の奥の歯石を、今度は小さい刃のような器具を使って、改めて掃除していきます。この場合、痛みを伴うことが多いので、麻酔を使うことが多いです。

ここまでの治療が終わった段階で、出血が減ったなどの声が患者さんから聞こえてくることが多いです。

 

それでも取りきれない汚れには最終手段!

歯医者さんで歯茎を切開するのは、埋まった親知らずを抜くときだけではありません!麻酔を使って歯石を取っても治らないような、進行した歯周病に対しては、最終手段として「歯周外科処置」を行ないます。

進行した部分の歯茎を切開し、悪い部分を直に見えるようにして、綺麗にしていく処置のことを言います。

 

いかがでしたでしょうか?今回はおおまかな歯周病治療の流れを説明しました。はじめにも書いたとおり、歯周病治療の鍵は「日々の歯磨きの徹底」です。最終手段の外科治療をしても、歯磨きの徹底がされていなければ元通りになってしまいます。口の中の環境は一人一人違うので、歯磨きの仕方を含めた歯周病治療は、言ってみれば完全な「オーダーメイド」となります!

最近歯茎の状態が気になるという方!ぜひ一度、歯周病検査から始めてみませんか?

読んでいただきありがとうございました、副院長でした!

 

 

塩竃市の歯周病治療、予防歯科は皆川歯科医院まで!