歯ブラシも処方する時代!?

こんにちは、副院長です。私の趣味は映画鑑賞なんですが、先日近所で開催される映画を語らう会に参加してきました。趣味と言ってもどちらかというとミーハー気質なニワカタイプなので、ちょっぴり心配でしたがとても楽しめました!
ところで皆さんはどんな歯ブラシを使っていますか?何を基準にして歯ブラシを選んでいるでしょうか?形、材質、大きさ、硬さ…とにかくいろいろ種類がありすぎてどれを選んでいいかわからなくなっていないですか?そんな人のために、歯ブラシ選びのポイントを紹介します!

歯医者さんは歯ブラシを選ぶとき実はこんなにも考えてます
・患者さんの年齢
・虫歯、歯周病のリスクの有無
・歯並び
・全身疾患の有無
・食生活
・歯ブラシの圧
・知覚過敏の有無
・手先の不自由さがあるか
・唾液の量
・プラークの硬さ
・妊娠中か否か
・嘔吐反射の有無

このくらいのことを考慮に入れています。口の中の環境は千差万別。同じ模様は決して見ることのできない万華鏡のようなものです。虫歯になりやすい人がいれば歯石がたまりやすい人もいます。手が小さくて力が弱い人、大きくて力の強い人、何かの後遺症で上手く握れない人…さまざまな要素で歯ブラシの選び方は異なります。
口の中の環境もさまざま、歯ブラシの種類もさまざま。どんなに時間をかけてもブラシが当たっていなければ…どんなに丁寧に磨いてもブラシが届いていなければ…歯ブラシが本人の口の状態に合っていなければ、改善・予防は期待できません!なので、患者さんに合う歯ブラシを見つけるには、やはりこのくらいのことは考慮すべきだと考えます。

歯ブラシを解剖しましょう!
歯ブラシの形状の特徴を把握するために、パーツごとに紹介します。


歯ブラシは大きく分けて

・ハンドル(把持)部…握る部分
・ネック(頸)部…ヘッドとハンドルをつなぐ部分
・ヘッド(頭)部…毛が植わっている部分
・毛…実際に磨く部分

という構造になっています。また、それぞれ
・ハンドル部…太さや長さ
・ネック部…形状や柔らかさ
・ヘッド部…長さ、厚さ、幅
・毛…毛先の形状、素材、硬さ
などが重要となってきます。

ここまで歯ブラシを処方する意義と、歯ブラシの特徴を説明してきました!ここからは更に長くなりそうなので、今回のブログ内容はここまでにしようかと思います。次回は歯ブラシを選ぶ際に押さえておきたい基本的なポイントを紹介していきますので楽しみにしていてください!ここまで読んでいただきありがとうございました、副院長でした。