こんにちは!副院長です。
いーきーなーりーですが皆さーん!差し歯、入れ歯、ブリッジ、被せ物、詰め物などなど、それぞれがどんなものか、違いをしっかりと知ってますでしょうか?日々の診療をしていて、ブリッジや被せ物のことを入れ歯とおっしゃる患者さんがいらっしゃったり、その逆パターンがあったりと、意外とみんな知らないのかな?と思ったので、今日はそのへんのちょっとした豆知識的なお話です。
差し歯、入れ歯、被せ物、詰め物、インプラント、これらは全部別々のものです!
はい、これ全部別々のものなんです。ちょっとした違いなんですが違うんです。入れ歯とブリッジがどんなものか説明した記事が以前にありますので、是非そちらを読んでみてください。
被せ物
「クラウン」と言ったりもします。これは歯を金属で全周覆うような構造で、読んで字の如く、土台となる歯に被せるもののことです。そのため、ブリッジも被せ物の一種ということになりますね!
基本構造としてはこんな感じです。根管治療の済んだ歯に対して、まずは土台となる金属(メタルコア)を入れ、その上から被せるといった構造です。土台と被せ物は別々に装着する感じですね。
差し歯
正式には「歯冠継続歯」もしくは「ポストクラウン」と言います。これも厳密にはクラウンの一種ですが、上の画像なような一般的な被せ物の構造と違い、現在ではほとんど行われていない修復方法です。
上の画像だとメタルコアと被せ物は別々に作っていますが、差し歯は土台と被せ物を一体化させたものです。コアと一体化した歯を根っこに差し込むようにして装着することから、差し歯と言われます。
構造上、根っこが割れたり適合が悪くなりやすいという欠点があるため、古い技術として保険診療では出来なくなりました。
これら被せ物や差し歯は、自分の歯の根っこが最低限残っているので、全く歯のないところに入れる入れ歯やインプラントとは全く別のもの、ということですね!
詰め物
型どりをして後日装着する「インレー修復」と、削ってその場で詰める「コンポジットレジン修復」の2種類があります。被せ物は歯の外側を削って、そこを覆うようにする構造ですが、詰め物は基本的に、歯の内側を削ってそこに材料を詰める、といったやり方をします。削る範囲が小さい時は詰め物を選択します。
インプラント
これは入れ歯などのように、欠損した部位に対して行われる、いわゆる欠損補綴の一つです。
インプラント体と呼ばれる、人口の歯根を顎の骨に直接埋め込み、その上にクラウンを固定します。歯を削る必要なく欠損補綴が可能で、自分の歯のように噛むことができます。
とてもいい治療法なのですが、外科手術が必要で、保険外治療なので治療費が高額になりやすいです。
いかがでしたでしょうか?それぞれの違いを簡単に説明してみました!この記事が治療法の選択の手助けになれば幸いです。
残念ながら皆川歯科医院では、現在インプラント治療は行なっていないので、もしインプラントをご希望される場合には他の医院様をご紹介させていただくことなりますので、ご了承ください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。副院長でした。