こんにちは!ブログの更新がかなり遅れてしまいましたが副院長は元気です!
とても冬らしい気温になってきました。私はとても寒がりなので、街着としてはおよそオーバースペックなアウトドア用のダウンが手放せません。
今回は、子供の「食べる」についてということで、子供のお口とその機能の発達についてお話ししていこうかと思います。
「食べる」機能の発達
皆さんは普段から何気なく、お口にものを運んで、咀嚼し、飲み込んで食事を楽しんでいることかと思います。この一連の動作は自然に身につくものではなく、成長に応じてステップを踏んでいき、学んでいくことで身につけていきます。おっぱいから離乳食に、離乳食から大人と変わらない食事形態へと、発達に応じた食事を口にしていくことで、徐々に自分のものへとしていきます。
このとき注意したいのは、月齢や年齢というのはあくまでも目安であり、厳密にそれに従うことはない、ということです。
咀嚼機能の発達目安
5〜6ヶ月:哺乳反射というおっぱいを飲むための反射行動が少なくなってきます!スプーンを舌で押し出す動作が少なくなってくるのが目安です。
この時期になると口に入ったものを奥に送り込み、唇を閉じて飲み込む、という大人と同じ動作を覚え始めます。
6〜9ヶ月:乳歯が生え始める時期です。舌と上顎で食べ物をつぶす動きをするようになります。
9〜11ヶ月:上と下の顎が合わさるようになることで、前歯でかじり取る事が出来るようになります!また、かじり取ったものを、舌で左右に送るようになります。それにより舌と上顎で潰せないものを、左右の歯茎で潰す動作も行うようになります。
12〜18ヶ月:だいたいこの頃が離乳の完了期です。この頃になると、乳臼歯(乳歯の奥歯)が生えてきます。そうすると、奥歯で食べ物をすり潰す動作を行えるようになってきますので、この時期から3歳頃に咀嚼機能が発達していきます。
このような感じで食べる機能というのは発達していきます。注意したいのは、これは人種、地域などで差がありますから、人より遅いからといって焦る必要はありません。そして、離乳の時期というのは、歯で噛むというよりも、舌や歯茎を使ってすり潰す動作が多いです。なので極端に硬いものや皮や繊維が残るもの、弾力があるものなどは食べづらいので注意しましょう。
いかがでしたでしょうか?歯医者さんの「食べる機能」の発達という観点から見た、離乳期のお話でした。けっこう珍しいのではないかと思います。色々と子供の食に関して思い悩むことが多いかと思いますが、一貫して子供もかなり小さい時から「食べる」ということを楽しんでいるという事です。ですので、子供と一緒に「食べる」を楽しむのが、食事を通しての子供の成長の助けになりますので、是非とも家族での食卓を囲むということを楽しんでください!副院長でした。
塩釜の小児歯科は皆川歯科医院まで!